日本の市販薬ODと海外の市販薬OD

 こんにちは。今回はトリップによる現実逃避に見るカルチャーの違いについて少し私見を書きたいと思います。

 

市販薬ODってなに?

オーバードース英語drug overdose)とは、身体あるいは精神にとって、急性の有害な作用が生じるほどの量によって、薬物が使用されることである[1]。それによって一時的、あるいは永続的な影響があり、最悪死亡することがある[1]。日本語では過剰摂取過量服薬と翻訳されている。略称は OD。過剰・超過を意味する over と服用量の dose との複合語である。

 

 要するに市販薬の用法・容量を守らずに使用することです。とても危険ですのでマネしないでくださいね。

 

 

じゃあ何でもいいのかと聞かれればそういうわけではありません。

胃薬や痛み止めでは甘美な時間は体験できませんのでお金も無駄になってしまいます。

 

主にODに用いられるお薬は向精神薬睡眠薬、咳止め薬等です。

 

 今回はその中でも入手が容易い風邪薬に焦点を当てて書いていこうと思います。

 

トリップするとどうなるの?

 

 この辺りはあまり詳しくないので詳しく知りたい方はご自分でお調べになってほしいのですが、かなり雑に説明いたしますと大抵の咳止め薬にはワクワクする成分とリラックスする成分が入っていてこの二つがいい感じに気持ちよくしてくださるわけです。

何の成分なのかとかも薬学部の知り合いとかにお聞きになってください。

 

どれがおススメなの?

最も日本でのシェアが多いOD向けの咳止めはエスエス製薬の「エスエスブロン錠」ですかね。

調べてみると初回添付文書の作成日が1976年06月01日なので40年近く販売されてるロングセラー商品です。すごい

 

他にもパブロンエスタック、アネロン等々、結構どの咳止めの錠剤やシロップでもトリップ出来るみたいですね。こわいですねぇ

 

日本でのODの今

では日本のオーバードーズシーンをtwitterで見ていきます。

#お薬もぐもぐ #ブロン #市販薬等のハッシュタグで検索をかけてみましょう。

皆さんもご一緒にどうぞ(ショッキングな画像を含む場合があります)

 

ハッシュタグ #お薬もぐもぐ

ハッシュタグ #ブロン

 

気になったワードをいくつか拾っていきましょうか。

メンヘラや病み等の単語が踊ってますね。なんてことだ……

 

リストカットやDV、共依存などのワードも見えることからあまり明るいシチュエーションでの使用はなさそうです。

 

アカウントとしては女の子のほうが圧倒的に多く自撮りやプリクラ等が添付されているツイートが目立ちます。こんな時まで恐ろしい自己顕示欲ですね……負けました、すみぺ、好きです。

 

ツイッター以外でも見ていると主に落ち込んでいる人やナルシズムっぽい方。あとブラック企業勤めの人も意外といました。

 

海外(主にカリフォルニア)でのODの今

では次は海外でのオーバードーズを同じくtwitterで見てみましょう。

海外では錠剤を用いてのODよりも咳止めシロップを使ってのODが多いです。

sizzurpやleanといった咳止めシロップを炭酸のジュースでカクテルにしたものを飲むのが一般的なようですね。

#sizzurp  #lean  #Purpledrank などのハッシュタグで検索をかけていきましょう。

 

#sizzurp hashtag on Twitter

#Purpledrank hashtag on Twitter

 

 

まず、すぐわかる違いとして圧倒的に男の子が目立ちますね。

仲間と一緒に飲んでいるシーンなどの画像もあってとても楽しそうです。クラブやパーティーでのワンショットもあり明るく見えます。

気になったワードとしてはget highやweekend、rapmusicとかですかね。

週末の楽しみや音楽と関連したツイートが多いです。

 

ツイッター以外でもクラブやパーティー、遊びの場でより楽しむため(気持ちよくなるため)に使っているという感じでしょうか。

 

考察

 ここでのミソというのは咳止め薬にはトリップするとどうなるの?の段落で紹介したように大抵の場合ワクワクする成分とリラックスする成分がどちらも入っているというところです。

 

実はドラッグのほとんどはどう作用するかがその時の精神状態やシチュエーションで決まる結構あやふやなものなのです。

漫画や小説等で見るような飲むだけで確実に誰でも感度3000倍になるようなキマり方はそうそうお見掛けできません。ほぼ確実に毎回変わります。

 

楽しみたい時に飲むとワクワクしますしリラックスしたい時に飲むとトロトロします。気の持ちようなのです。

 

国単位で人を括るのはあまり好きではありませんがその国のジャンキーを見れば国民性がわかるとはよく言ったものです。

 

日本のジャンキーは安らぎを求めてるように感じました。疲れてるんですかね。自傷との合わせ技も多いです。たまの休日も家で寝てそうなイメージです。

 

逆に海外のジャンキーには刺激を求めているように感じました。暴力やセックスなどの合わせ技も多いです。ドラッグセックスロックンロールですね

 

合法とはいえ薬を使ったトリップに走るような状況は健全とは言えませんが……二つを見比べるとどちらが人間的でしょうか?

 

 

 

日本国民が刺激を求めるほど元気な時代になればテンションの高い#お薬もぐもぐのハッシュタグが見れるのでしょうか?

 

 

ヤク中の明日はどっちだ。という感じで終わりにしたいと思います。

 

注釈、著者はヤク中でもメンヘラでもないです。